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二重に見える・二つに見える

ものが二重に見えるのは片目?両目?

ものが二重に見える・二つに見える物が二重に見える症状のことを『複視』といいます。複視を自覚したらまず『単眼性複視』か『両眼性複視』かを確認しましょう。
『単眼性複視』とは、片目でみても物が二つ以上に見える状態です。一方で『両眼性複視』とは両目で見ると物が二つにみえるのに、片目をつむると物が一つに見える状態です。
『単眼性複視』の原因のほとんどは乱視や白内障です。一方で、急に出てきた『両眼性複視』の原因は脳や神経の異常のこともありますので、専門的な病院での検査が必要になことがあります。当院ではそういった医療機関への紹介も随時行っておりますので、物が二重に見えるなど気になる症状がありましたらお気軽にご相談ください。

単眼性複視の原因

急にものが二重に見え始めたら要注意単眼性複視は両目でみても片目で見ても物が二重、三重にみえる症状で、はっきりと物が見えないため、視力低下の原因となります。眼科的な治療により改善できる可能性があります。

一時的なもの

目の酷使

長時間の読書やコンピュータ作業、細かい作業が原因で目の筋肉が疲労し、調節力が低下します。そのため、一時的に焦点が合わなくなることがあります。通常は目を休めることが回復します。

目の乾燥

涙は目の表面を均一に覆っていますが、目がかわくと目の表目がデコボコになり、光が乱反射するようになります。目が乾燥している間は一時的に乱視が増えるようになり、物がダブって、二重三重に見えることがあります。目薬をしたり、まばたきをして目の表面が再び涙で均一に覆われるようになると、乱視は軽減するので複視の症状は消失します。

複視が続くもの

白内障

白内障は目の中にある水晶体というレンズが濁ってくる病気です。レンズが濁ると光が真っ直ぐ目の中に入ってこなくなり、物が二重、三重にみえる原因となります。一度濁った水晶体は自然に治ることはありませんので、二重、三重にみえる症状も自然に治ることはありませんが、白内障手術で改善することができます。複視の症状が日常生活に支障をきたしている場合は手術が必要になりますので、当院でご相談ください。

乱視

乱視とは、角膜や水晶体の歪みが原因となり、目に入った光が光の入る場所によって焦点を結ぶ位置がバラバラになる状態のことです。ものが二重三重に見える、細かい文字が滲んで見えるといった症状がでます。眼鏡で矯正できる乱視であれば、眼鏡をかけることで症状を緩和することできます。眼鏡で矯正できない不正乱視がある場合は、ハードコンタクトレンズの装用にて複視の症状を緩和することできることもあります。また、白内障による乱視は、白内障手術を行うことで改善が見込めます。乱視が全くないというひとはあまりおらず、多少なり乱視がある人がほんとんどです。瞳孔が大きい方が色々な方向から光が入ってくるので乱視の自覚はしやすくなります。ですので、瞳孔が大きくなる夜に月が二重三重に見える、車のライトが滲んで見えるといった症状を自覚する人が多くなります。そういった暗いところでだけ二重、三重に見えるという症状がある場合は心配がないことがほとんどです。そのほか、気になる症状がございましたら当院へご相談ください。

老眼

老眼という調節力という焦点を手前に移動させる力が減弱した状態になるため手元にピントが合わなくなり物が二重に見えるようになります。手元は複視を自覚しますが、遠くははっきり見えることが多くなります。老眼鏡をかけることで手元のピントが合うようになり、複視の症状が消失することが特徴です。

両眼性複視の原因

両眼性複視は右目と左目が違う方向を向いているため起こります。
右目入ってきた映像と、左目に入ってきた映像が異なるため、2つ映像が重なり『二重』に見えます。片目をつむると、映像は1種類になるため複視の症状は消失します。目は2つしかないため、目の向きのズレだけで物が三重に見えることはありません。
三重に見える場合は単眼性複視を合併している可能性があります。

急に症状で出るもの

目を動かす筋肉を支配する神経が麻痺すると、目が思った方向に動かなくなり両眼性複視を自覚します。原因は様々で脳腫瘍や脳動脈瘤による神経の圧迫、脳梗塞による神経の麻痺、原因のはっきりしない特発性のものなどがあります。特発性の神経麻痺は糖尿病がある方に多いと言われています。急を要する疾患もあり、原因を調べるためにMRIなどで検査することが必要となります。当院ではしっかり検査のできる医療機関への紹介を積極的に行っております。

徐々に症状で出るもの

一時的な複視の場合は大きな問題がないことが多いです。
しっかりを目を休めて症状が改善するか、市販目薬をさして症状が改善するか試してみましょう。治療が必要な疾患が隠れている可能性もありますので、症状が改善しない場合や、『単眼性複視』か『両眼性複視』わからない場合は、お気軽に当院へご相談ください。

加齢による斜視の顕在化

ほとんどの人は右目と左目が全く同じ方向に向いているわけではなく、少しだけに視線はズレています。
物を見るときに微調整が働いて同じ方向に目をの向きを揃えるので、通常は複視を自覚することはありません。加齢によりこの調整する力が落ちると、視線がズレが大きくなり複視を自覚するようになります。緊急性はありませんが、日常生活に支障が出るようなら斜視手術が必要になることもあります。

甲状腺眼症

甲状腺機能に異常があると、目が突出してきたり、目を動かす筋肉が腫れて目の動きが悪くなり、徐々に複視を自覚するようになります。
甲状腺眼症による複視は上下にずれることが多いです。原因となる甲状腺機能の異常があればそれを治療するのが第一になります。進行が早い場合は、点滴治療や放射線治療が必要になることもあります。

重症筋無力症

筋力が低下し、疲労しやすくなる病気です。目の症状としては夕方になると瞼が下がってきたり、物が二重に見えるようになりますのが特徴です。
重症筋無力症が疑われる場合は全身の精査が必要になりますので、専門の医療機関へ紹介させていただきます。

二重に見える時の対応

片目を閉じて二重にみえるのか確認する

複視を自覚したらまず、片目を閉じて『単眼性複視』か『両眼性複視』かを確認することが大切です。
急に『両眼性複視』を自覚した場合は、急を要する疾患の可能性もありますので速やかに眼科を受診するようにしましょう。徐々に進行する複視の中にも注意すべき病気はありますので、『両眼性複視』を自覚する場合は放置せず眼科を受診するようにしましょう。

しっかり休息をとる、目薬を使ってみる

一時的な複視の場合は大きな問題がないことが多いです。しっかりを目を休めて症状が改善するか、市販目薬をさして症状が改善するか試してみましょう。
治療が必要な疾患が隠れている可能性もありますので、症状が改善しない場合や、『単眼性複視』か『両眼性複視』わからない場合は、お気軽に当院へご相談ください。