まぶたのむくみ
まぶたはの皮膚はからたの中で最も薄く、その分むくみやすい部分になります。
むくみというのは、過剰な水分が皮膚の下にたまる状態で、通常、痛みや赤みは伴いません。足がむくむというように余分な水分は重力に従って足元の方へ流れていきます。夜間横になっている間が時がもっとも重力の影響を受けないので、まぶたがむくみやすい時間になります。そのため、寝起きがもっとも目元がむくんでおり、まぶたのむくみは重力に従って足元の方へ流れ徐々に改善していきます。このように朝むくんでいるだけで、日中にかけて改善していくようであれば、目の病気は患っていない可能性が高く通常は心配はありません。
ただし、全身のむくみが強い場合は腎機能や心機能が悪い可能性がありますので、かかりつけの内科へ相談しましょう。
まぶたの腫れ
炎症などが原因で血液成分が皮膚の下に漏れ出している状態と腫れといい、痛みや赤み、熱感を伴うことが多くなります。
日中もまぶたの腫れが続き、なんらかの目の病気を患っていることになります。中には様子を見ていれば、自然に軽快するものもありますが、目元の腫れは目立ちますのでひどくなる前に早めに眼科を受診することをお勧めいたします。
ものもらい(麦粒腫)
まぶたの縁に細菌感染を起こした状態です。まぶたが腫れて、触ると痛いのが特徴です。抗生剤の目薬で治療を行いますが、飲み薬を併用することもあります。
ものもらい(霰粒腫)
麦粒腫と同様にものもらいと言われることの多い霰粒腫ですが、麦粒腫は細菌感染なのに対して、霰粒腫は細菌感染が原因ではありません。マイボーム腺という涙に脂分を供給する腺の出口が詰まり、粥状の分泌物が溜まってしこりを作った状態です。まぶたの赤みや痛みを伴わないのが特徴で、この点が麦粒腫と大きく異なります。治療は炎症を抑えるため、ステロイドの軟膏や注射をすることがありますが、しこりが大きく、破れて傷跡が残りそうな場合は手術で切開し、摘出することもあります。また、急性霰粒腫といって細菌感染を合併するケースも稀にありその場合は抗生剤での治療を行います。
かぶれ
まぶたの皮膚は薄いため、特定の物質に触れることで皮膚に炎症が起こりやすい、かぶれやすい場所になります。原因としては化粧品やアイパッチなど、日常生活で使う物もありますが、眼科から処方された目薬や塗り薬でもかぶれることがあります。原因となる物質を使い続けるとますます悪化していくため、早期に原因となるものを特定し、使用を中止することが大切です。かぶれてるかなと思ったらお気軽に当院へご相談ください。
アレルギー
花粉症、ハウスダストに代表されるようなアレルギーでまぶたが腫れ、かゆみを生じます。まぶたを擦ってしまうと、腫れが強くなり、かゆみも強くなり、薬でコントロールできなくなります。まずは原因のなるアレルゲンへの暴露を極力減らし、抗アレルギー薬によりアレルギー反応を抑える治療を行います。症状が強い場合はステロイドのお薬を使うこともあります。
結膜炎
結膜炎が強いとまぶたが腫れてくることがあります。感染力の強いはやり目は痛みや涙が止まらないといった症状に加えまぶたが腫れてくることがあります。適切な感染対策、治療が必要になりますので、まぶたの腫れにめやに、痛みなどが加わる場合は早めに眼科を受診するようにしましょう。
眼瞼炎
眼瞼炎はアレルギーや細菌感染、ウイルス感染の影響でまぶたに炎症が起きている状態です。アレルギーや感染症であればそれに応じた治療を行いますが、マイボーム腺機能不全が関与していることも多く、その場合はまぶたを温めたり、まつ毛の付け根までしっかり洗うなど、日頃の生活習慣の改善が必要になることもあります。
涙嚢炎
涙嚢とは目から鼻の方へ涙が流れていく通り道にある、涙がたまる袋になります。その袋の中に細菌がたまり感染を起こすと涙嚢炎になります。
鼻側が広く腫れて強い痛みを伴います。抗生剤の飲み薬や点滴での治療が必要となりますが、悪化すると排膿処置や手術が必要になることがあります。悪化する前に眼科を受診していただくことが大切です。
生活習慣が原因の
まぶたの腫れ
朝起きた時だけ腫れていて、日中は目立たない、赤みや痛みやかゆみなどほかの症状を伴いものであれば大きな心配はいりません。
赤く腫れている、痛みを伴う、かゆみの症状がある場合はまぶたで何らかの炎症が起きている可能性があります。様子を見ていれば、自然に軽快してくるものもありますが、目元の腫れは目立ちますのでひどくなる前に早めに眼科を受診することをお勧めいたします。